今日の給食豆知識です。食事の2つのあいさつといえば、「いただきます」と「ごちそうさま」ですね。では、このあいさつは、誰に対して何のために言っているのか、少し考えてみてください。いろいろな考え方がありますが、「いただきます」は、食べ物への感謝の気持ちを伝えるあいさつです。肉や魚、野菜などの食べ物は、もとをたどれば全て生きていたもので、それぞれ「いのち」があります。私たちは、食べ物の「いのち」をいただくことで生きることができています。そして、「ごちそうさま」は、みんなの食事ができるまでに関わってくれたたくさんの人達に対してのあいさつです。例えば、食材を育てる農家の人達。食材の多くは、農家の人達の努力や工夫、苦労や自然の力によって、大切に育てられています。次に、食べ物を届けたり、料理を作ってくれる人達。毎日の食事を作ってくれるおうちの人や、給食だと、トラックで届けてくれるドライバーさん、給食センターの調理員さん、クラスの給食当番さんです。みんなの食事ができるまでに、たくさんの人達が関わっているのですよ。感謝の気持ちをこめて、「いただきます」「ごちそうさま」と言えると素敵ですね。