最新更新日:2024/05/09
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師勝西小 合言葉 「あ」あいさつを大切にする 「い」いのちを大切にする 「ち」ちえを育む

人権講話 20211129

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おはようございます。
12月4日から12月10日は、人権週間です。
人権の反対になる言葉は、いじめです。いじめは絶対にあってはいけません。
さて、いつも人権を大切にしていると思いますが、もう少しやさしい言葉にすると人権とは、人の幸せのことです。世界中のどんな人も、どんな子も人は幸せになる権利があるのです。
昨年もお話をしましたが、一年生は聞いていないのでもう一度同じ話をしたいと思います。
一万円札の肖像画になっている人、福沢諭吉は、慶応義塾大学を創設し、近代教育を発展させた日本を代表する偉大な先生です。先生は毎朝、食事のときには子どもたちに教訓「ひびのおしえ」というお話をしていたそうです。その中に「桃太郎」についての話があります。
桃から生まれた桃太郎がイヌ、サル、キジをお供にして鬼ヶ島に鬼退治に行き、金銀財宝を持って帰ってくるという昔話は皆さんもよく知っていると思います。
でも、違うのです。福沢諭吉は、「桃太郎が家来を引き連れて鬼ヶ島に行き、鬼たちの宝物を奪うのは悪いことではないだろうか」と言うのです。「過去にどんなことがあったかはともかく、今は鬼たちのものである宝物を桃太郎が刀を振り回し、暴力をもって奪い取るという行いは正しいことなのでしょうか」と言うのです。皆さんは、どう考えますか?このことを題材に桃太郎伝説のある岡山県の中学校でも鬼の立場で考える授業がありました。では、皆さんも想像をふくらませて考えてみてくださいね。
これは、鬼ケ島に伝わるお話です。「昔昔、満月の日のことです。幸せにのんびり暮らしていた鬼の島がありました。みな平和に楽しく大人も子どもも暮らしていました。ところが突然、見も知らない男がやってきたのです。男は成敗すると叫んで暴れまわりました。しかも、牙をむいて吠えるイヌや鋭い爪でひっかくサル、とがったくちばしでつついてくるキジを連れてきた男は、長い刃物を振り回し、暴れて宝を出せと言うのです。中には、けがをする鬼もいました。危ないので仕方なく心優しい鬼たちは相談して、宝物をその男に持たせて帰ってもらいました。その男の名前は桃太郎といいました。」これが鬼ケ島に伝わるお話です。
 どうでしょうか?「鬼にも子どもがいたとしたら、お父さんやお母さんが殺されそうになったら、どんな気持ちになるでしょうか。」「桃太郎は、鬼の子もいるそばで、鬼たちを成敗したのでしょうか」とか、「鬼を悪者と決め付けてしまったことが鬼退治の出発になっているけれど、そもそも鬼は悪者だったのでしょうか」ということです。桃太郎は、鬼が強奪していったといわれていた宝物を取り返しに行くわけですが、おそらく同じ様な理由で今度は鬼の子が大きくなって桃太郎に強奪された宝物を取り返しに行くことになるでしょう。こうなると強奪の始まりはどちらだったのか分からなくなってしまいます。こうしてお互いに強奪が何度も何度も繰り返されてしまいます。相手の立場になって考えることは大変難しい事かもしれません。しかし相手の立場に立ってみることが出来れば目の前にある事柄も風景もまったく違うものに見えてくるのではないでしょうか。これはどう見えますか?おばあさんに見えますか?それとも女性が後ろを振り返っているように見えますか?物事は、自分だけの考えではなく、いろいろな人の立場から考えることが大切です。
どのクラスも人権週間の今だからこそ、相手の立場にたって「こんなことしたら喜んでくれるかな」「こんなことしたら笑ってくれるかな」「楽しんでくれるかな」と考えて言ったり、実行したりしてみましょう。みんな同じ幸せになる権利があるのですから、人をいじめたり、人の悪口を言ったりする低いレベルの人間ではなく「相手の立場になれる 人権レベルの高い 師勝西小」をみんなでつくっていきましょう。

20211101 朝礼 校長先生のお話

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 修学旅行に行きました、6年生はきちんと5分前行動や集団行動ができました。
 今日は時間にまつわるお話をしたいと思います。
 人の一生は限られています。人の平均寿命は2020年では女性が88歳、男性が82歳と言われています。平均すると85歳が寿命となります。
 あと2か月でお正月です。時間は大切ですね。1年は365日です。1日は24時間です。
 でも、どうして1日は24時間なのでしょう。なぜ、24なのでしょう。どうして10や100じゃないのでしょうか?これは、12という数字に大切な意味があります。
 私たちは時間とともに生きています。ふだん言っている、1時間、2時間というこの時間は、いったい何を基準(きじゅん)にしているのかを考えてみましょう。
時間は、地球の回転、くわしく言うと地球の自転を基準(きじゅん)にして決められたものです。地球はコマのように回転しています。このとき1回転するのにかかる時間があります。この時間をまず1日と決めます。時計のない大昔の人は、1日の時間をはかるために空の星を使いました。ある星が全く同じ所にふたたびやってくるまでの時間をまず1日と決めたのです。
 これをなぜ1日と決めたかは、それが一番自然だったからです。なぜなら、その星が2回まわる時間を1日と決めるより、1回まわる時間を1日とする方が自然だからです。
 1日の時間が決まると、次はその時間をいくつに分けるかが問題になります。現在はこの1日の時間は、24に分けられています。これも大昔に決められたことで、このときなぜ24という半端な数字にしたのかというのにも理由があります。
 この24という数字は、12を2倍した数字です。24の意味を知るためには、まず12という数字の意味を知らなければなりません。大昔、人間は月を見てカレンダーを作りました。月は満ち欠けをして、30日ほどでもとにもどります。つまり、1か月が約30日というのは、月を見てカレンダーを作った大昔の人の考えが残っているからなのです。それぞれ月の名前に新月・上弦の月・満月・下弦の月・そしてまた新月とくり返します。約30日で満ち欠けをくり返す月が、この満ち欠けを12回くり返すと、今度は1年になるのです。大昔の人はこのこともちゃんと知っていました。したがって、ものごとの区切りとして、12という数は非常に重要だったわけです。12鬼月みたいですね。そして、大昔メソポタミアという所に住んでいた人たちが、最初に時刻(時を刻む)を決めました。1日をいくつに分けるかというときに、この12という数字を使ったのです。1日を12時間に分けたのです。ところが、エジプトに住んでいた人たちは、1日をまず夜と昼に分けて、それぞれを12に分ける方法をとりました。すると、昼は12時間、夜は12時間で、1日は合計24時間になったのです。現在も1日が24時間なのは、この大昔のエジプト人が考えた方法が今でも使われてきたからなのです。これが1日はなぜ、24時間なのかの理由です。
 誰もが1日は24時間しかありません。でも、大人も子供も、男性も女性も、日本人もアメリカ人も地球に住んでいるものすべての時間は同じです。でも、楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、たいくつな時間は進むのが遅い気がします。時間と時間の感じ方は、違います。楽しいと感じる時間がたくさんあると幸せですね。同じ時間なら、楽しい時間や嬉しい時間が多い方がいいですね。人が喜ぶ時間や人に楽しい時間、嬉しい時間をプレゼントできる人になれるといいですね。今が大切。
 未来のリーダー、世界のリーダーになる君へ「みんなが楽しく 幸せにすごせる いごごちのいい今を大切にする 師勝西小」をつくる人に育ってください。
 これで校長先生のお話を終わります。

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