今日は、６年生の人は、最後の朝礼です。そこでクイズです。
　私は誰でしょう？1.日本で生まれました。2.ＳＦ漫画（少し不思議）の主人公です。3.１９６９年に生まれました。4.私には、仲の良い小学生がいます。5.好きな食べ物と嫌いな動物がいます。大ヒント6.22世紀の未来から来ました。7.ネコ型のロボットです。分かりましたか？私はドラえもんです。
　今日は、ドラえもんがきた未来について話をしたいと思います。22世紀は2101年。後、79年後です。６年生が91歳、1年生が85歳になっています。命を大切にしていれば見ることができますよ。ドラえもんは四次元ポケットからひみつ道具を出してくれます。どんな道具を知っていますか？もしもボックス、あんきパン、タイムマシン、どこでもドアなどがあります。いくつ位あると思いますか。
　「ドラえもん学」を研究にしている富山大学名誉教授の横山先生が調べたところ1963個、約2000個と言われています。すでに、もう今開発されているものもあります。
　例えば、いたわりロボット。元気がない時や傷ついた時に、優しく励ましてくれるロボットです。これは、ペッパー君など音声認識ロボット。次はうそ発見器。マイクに向かっていったことがウソか本当かわかる道具。これは、ウソ発見器として指先に装着するタイプが数千円で売られて警察でも犯罪捜査に使われています。宇宙探検ごっこヘルメット。頭にかぶると周りの景色が宇宙空間に見える。例えば人間が宇宙人に見えたりボールが隕石に見えたりする。こればＶＲといって現実の世界に情報をかさねる技術です。ＵＳＪではアプリをかざすとエルモやクッキーモンスターが登場して一緒に写真をとることができます。他には糸なし電話。これは、なんだか分かりますね。そう携帯電話。他にも、そっくり銅像キッドやうまたけ、タイムシーバー、近道マップ、ペットペンなどできています。他にも40種類近くできています。
　私たちの社会は、マンモスを追いかけた狩猟社会、お米を作った農耕社会、工場や機械が発展した産業開発の工業社会と、そして今は情報社会と言われています。
　これからはSociety５といって科学技術の力でさらに変わっていきます。
　それは、スーパーコンピュータや量子コンピュータで作られた町をまるごと再現した仮想空間のデータや実験をもとに、私たちが暮らす現実空間を豊かにしていきます。
　例えば、台風・地震・火山噴火といった自然災害を仮想空間で予測し、万が一起きた場合も対応できるようになるでしょう。
　一人ひとりの健康状態の診断も人工知能ＡＩが補助して病気がみつかったらお医者さんに伝え、薬や処方を教えてくれ、手術の手伝いもできるようになるでしょう。
　数学者や経済学者、哲学者や物理学者やエンジニアなどいろいろな専門家が集まって（君たちがその専門家ですよ）未来社会を考え、難しい課題を解決していく。そうやって　地球温暖化などの脅威から安全安心を確保する社会になるでしょう。
　一人一人の多様な幸せを実現できる仮想空間の社会と私たちが住む現実空間の社会を融合して人間中心の社会にかえていくのです。そんなワクワクする未来社会がそこまで来ています。
　その社会をつくるのです。簡単に言うと人のためおいしい野菜をつくったり、すてきな服をつくったり、人の幸せのためにドラえもんの道具のようなものを作ったりする人になるのが君たちです。街には、自動運転の車が走り、交通事故もへり、ドローンが空を飛び山奥でも荷物が届きおじいさんおばあさんも楽に暮らせる時代をつくるのです。その知恵を考えるのが君たちです。
　皆さんならできないことはありません。人のいのちを大切に思い、人のためにがんばり、ちえをだす、師勝西小で学んだ事この気持ちを誇りと言います。誇りを忘れないでくださいね。これで校長先生のお話を終わります。