最新更新日:2024/04/26
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平和の使者報告

 始業式に引き続き、夏休みに「平和の使者」として広島の平和記念式典に参加した本校3年生が、活動を通して学んだことを全校生徒の前で報告しました。以下に紹介します。

 「広島」今は大都市として栄えています。僕が実際に行ったときもそうでした。周りには大きなビルが立ち並び、緑もありました。そこからは、とても72年前の地獄は想像できませんでした。
 72年前、8月6日。その日はよく晴れていました。明るい空からまさかあの地獄が降ってくるとは、誰も思っていなかったでしょう。午前8時15分、原子爆弾によって緑豊かな山々に囲まれた広島の地は、一瞬にして燃え盛る炎と、火傷によって溶けた皮膚を垂らしながら、血だらけになって助けを求める人々で赤く染められてしまいました。
 僕は広島に行き、広島平和記念資料館で、このような地獄の記憶を目の当たりにしました。性別も分からないほど黒く焦げた遺体や8時15分で止まってしまった腕時計、焼け野原となった広島の写真を見ました。それは言葉でうまく表せないくらい残酷で悲惨な気持ちにさせるもので、僕は胸がしめつけられる思いになりました。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」
 この言葉は、石碑に刻まれていた、最も僕の心に残った言葉です。全ての人々が原爆犠牲者の冥福を祈り、戦争という過ちを再び繰り返さないという思いが込められています。言葉を見た時は、戦争がどれだけ人々を苦しませたか、また残された被爆者の家族がどれだけ悲しんだか強く考えさせられました。そして、僕はこのような地獄が二度と起こってはいけない、だからこそ僕たち人類はこの記憶を現代から未来へと受け継ぎ、戦争を起こさないよう一人ひとりの心に刻んで行動しなければならない、そう思いました。
 僕たちが望む「平和」とは何でしょうか。平和の反対は「戦争」なのでしょうか。僕はそうは思いません。戦争という脅威がなくなるだけで平和になるとは言い切れないと思います。ただ、僕には「平和」の本当の意味が分かりません。でも、この世から核兵器が廃絶されることで平和への一歩になることは分かります。核兵器の一発の威力が数千倍にもなった今、全世界を地獄へと変えることができます。もし現代や未来に核兵器が落とされたらどうでしょうか。命だけでなく生きる希望まで焼き尽くす、極めて危険で非人道的だと言っていいでしょう。しかし、そのような「絶対悪」である核兵器は、15000発以上地球上に存在し、開発を進める国も存在しています。これでは、人類が望む世界恒久平和になるはずがありません。だから、僕たちが平和になるため課せられた使命は、まず核兵器の廃絶だと思います。それが実現すれば、平和へとつながるのではないでしょうか。この世から全人類の脅威である核兵器が作られることなく、廃絶されることを、平和への思いとともに強く願います。

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