３年生が三日に卒業してゆき、校内では１，２年生の在校生が、先輩から受け継いだ伝統を心に刻みながら日々を過ごしています。
　３年生を担当していた教員団は、入試後の書類等の整理と次年度への準備に余念がありませんが、目の前の子供たちが巣立っていった後のさみしさを紛らす時間として、校歌碑の文字のペンキ塗りに勤しんできました。
　
　先日、ついに完成した校歌碑と校訓碑のお披露目です！！

　本校は、昭和22年4月1日、西春日井郡西春村立西春中学校として創立し、同年4月20日に開校式を迎えました。当時は、隣接する西春小学校の教室を借用しての授業も行われていましたが、同年12月には木造平屋建ての新校舎が竣工し、中学校としての姿が整いました。生徒の急増期には教室不足に対応するため、昭和33年11月に、鉄筋校舎が竣工しています。昭和38年、町制施行に伴い校名を西春町立西春中学校と改称し、昭和49年には体育館も完成しました。平成17年、旧師勝町との合併により北名古屋市立西春中学校と改称しました。平成20年には、環境省モデル事業として「エコ改修工事」が完了し、現在のモダンな学び舎として校内環境が生まれ変わりました。また令和元年度には、体育館の全面改修工事が完了し、最新素材の床材が使用されています。
開校当時より、校風および地域性に見合う校訓、『誠実・勤勉・思いやり-感謝』が制定され、現在に至っています。

　本校の校歌は、開校年度の昭和23年1月7日に制定されました。五七調を基調にした文語体の表現を含んだ趣きある歌詞です。暫くの間、2番の歌詞が歌われてこなかった時期もありましたが、平成29年度より各行事のたびに、1番から3番までの全ての歌詞を全校で歌い上げています。

玄関先の校訓碑が、毎年5月中旬にはサツキの花びらで覆われます。