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師勝西小 合言葉 「あ」あいさつを大切にする 「い」いのちを大切にする 「ち」ちえを育む

20210927 朝礼 校長先生のお話

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 今日は過去・現在・未来の中でも過去から学ぶお話をしたいと思います。
 鬼滅の刃の大ブームから1年、目に言えない鬼のようなコロナとの闘いはまだ、続いています。人にやさしくできていますか?周りの人はニコニコしていますか?こんな時だからこそ、思いやりの心が大切です。「い・ま・あ・け・て」しっかり守ってくださいね。あと少しです。
 さて、鬼滅の刃のお話は大正時代が舞台になっています。今は、令和の時代ですね。
 その前は、平成時代。その前は、昭和時代。その前が大正時代です。もう少し過去になると、明治時代です。そして、その前が江戸時代となります。
古い順に言うと、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和となります。校長先生のおじいさんは明治の最後の年、明治45年生まれ、大正元年に生まれました。
では、大正時代はどんな時代だったでしょう?今から110年ほど前になります。
 ちょんまげをしていた江戸時代から文明開花の明治になり、男の人が今のようなヘアスタイルに、女の人が華やかな・ハイカラな着物を着るようになって45年経ったころが、新たな時代の大正時代です。1912年7月30日〜1926年12月24日のたった15年間です。
 このころ、世界での戦争、第1次世界大戦やお金に困った戦後恐慌、そして、関東大震災を経験しながらも、大正デモグラシーと言って普通選挙が始まるなどとても活気のある時代でした。
 この中でも校長先生が注目したいのは、大正時代半ばの1918〜1920年に起こった出来事です。それは、通称「スペイン風邪」と呼ばれたインフルエンザのパンデミックが発生し、世界中を恐怖に陥れました。約3年間、そのインフルエンザは世界中を襲い、多くの方が亡くなりました。
 100年前もみんなマスクをしていますね。
 それから約100年後、新型コロナウィルスがパンデミックと言って世界中を襲っていることから、『鬼滅の刃』の舞台となっている大正時代となんだが似通っている気がしています。
 人々の生活はどうだったかというと、ろうそくと提灯や行灯といった明かりも東京市内ではガス灯から電灯がほぼ完全に普及したり、映画の上映が始まったりと、人々の生活や娯楽がとても豊かになったころです。交通の便も良くなり、アニメ『鬼滅の刃』でも浅草を走っていた市電、自動車やタクシー(その頃は、乗合自動車と言いました)などが次々と登場していきました。
 西洋に影響を受けた新たな思想や価値観、「大正ロマン」と呼ばれた大衆文化も花開き、生活や文化が急激に変化していきました。
 大正2年、炭治郎くんが修行中だったであろう時期に、日本でローラースケートブームが起こったそうです。令和の年は、スケートボードがブームになるかもしれません。
 もう一つ、この過去から学びたいことは、大正12年(1923年)9月の関東大震災です。巨大な地震が首都東京を襲ったのが9月1日でした。この日を忘れないように9月1日が「防災の日」となっています。東海・南海トラフ沖地震が必ずやってくると言われています。
 みんなの家では、防災用品が準備されていますか?冷蔵庫やタンスは倒れてこないようになっていますか。ガラスが割れてもいいようにスリッパや緊急用の履物は準備してありますか?お家の人と離れたところで地震に遭った場合、連絡方法や待ち合わせの場所は相談していますか?
 「自分の命は自分で守る」です。必ずお家の人とお話をしておきましょうね。
 過去から学ぶことは、とても大切です。これを四字熟語で「おんこちしん【温故知新】」と言います。読み方は「故ふるきを温たずねて(温あたためて)新しきを知る」。その意味は、以前学んだことや、昔の事柄を今また調べなおしたり考えなおしたりして、新たに新しい道理や知識を探り当てること、です。
 過去の出来事や今までのことから、学ぶ力・知恵をもった世界のリーダー、未来のリーダーになってくださいね。これで校長先生のお話を終わります。

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