最新更新日:2024/06/14 | |
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朝礼のお話 うし年 210118さて、今年は(なにどし)だか分かりますか?そう、丑年ですね。 この一年間を丑年と名付けていますね。日本という国の令和の時代の丑年になります。 未来のリーダーになる君に、今日は「うし」に関するお話をしたいと思います。丑年は干支の2番目になっています。干支はいくつあるか知っていますか?そう12に分けられていますね。なぜ12かは宇宙の木星と関係していますが、今日は、その話はしません。 さて、十二支です。全部言えますか? 子・丑・寅・卯・・・。 言えたかな。 この十二支が生まれたのは今から3500年ほど前の中国の「殷」の時代です。 もともと方角(子午線)や日付・時刻(正午、午前)を表すために使われていましたが、干支の漢字(子丑寅…)がみんなには覚えにくかったので、覚えやすいように2000年ほど前、中国の後漢の時代に王充(おういつ)という人が身近な動物を割り当てて本を書きました。これが十二支に動物が使われた始まりと言われています。だから、今の動物の漢字(鼠牛虎…)と違いますね。ちなみに十二支は日本以外の国にもありますよ。タイやベトナムはうさぎの代わりに猫が入って、中国では亥(イノシシ)の代わりに豚が入って、国によって微妙に違いがあります。面白いですね。 では、日本の昔ばなしにあった「十二支のはじまりの話」をします。 大昔の話。神様が「お正月をみんなで楽しくしたいなあ」と思い「一月一日の朝、一番から十二番目までに来たものを1年交代で動物の大将にする」というお話をしました。 それを聞いた全国の動物たちは、自分が一番になろうと心に決めました。牛は「自分は足が遅いから」と前の晩から計画的に出発しました。それを見たネズミはこっそり背中に乗りました。居眠りしていた猫はネズミから「一月二日の朝だよ」と聞いたので、出発しませんでした。犬と猿は最初のうち仲良く並んで走っていたのですが、そのうち必死になってしまい、とうとう大げんかを始めました。二人のけんかの間に入って仲をトリなしたのが鶏でした。 いよいよ新年の太陽が昇った時、前日の夕方から出発していた牛が一番に現れました。しかし牛の背に乗っていたネズミが、「神さま、新年おめでとうございまチュゥ」と、牛の背中からぴょんと飛び下り、神さまの前に走っていきました。一番はネズミになってしまったので、牛は「モゥモゥ!」と悔しがりました。続いて足の早い虎と兎が到着し、龍と蛇がやってきました。途中で道草を食べていた馬と道に迷った羊の次に、猿、鶏、犬、猪、カエル、の順番となりました。13番目になってしまったカエルは、がっかりして「もうカエル」と言って帰っていったそうです。 こんなことがあって、犬と猿はいまだに仲が悪いそうです。そして、次の日に神様のところへ行った猫は、だまされたことに怒って今でもネズミを追いかけまわすそうです。 どうでしたか。これは古くから伝えられているお話ですが、面白いですね。 さあ、2番になった牛。牛は「丑」と書きます。この横に糸へんをつけると紐という字になります。だから、丑という字は「むすぶ」とか「つなぐ」という意味があります。 家族や友だちと絆をむすんでくださいね。 また、牛は、口をいつも動かしています。なぜでしょう。牛の胃袋がいくつあるか知っていますか? 4つもあります。牛の目は、みんなの目と違いますよ。世界が白黒に見えるのです。不思議ですね。でも、スペインの闘牛は赤い布に向かっていくから色が分かるはずだ、という人がいるかもしれませんが、あれは人間に分かりやすく赤い布にしているだけです。 牛は「神様の使い」と考えられインドではとても神聖な動物です。また、日本でも学問の神様、菅原道真をおまつりしている建物には牛の像があります。まだまだ、うしに関することがいっぱい世の中にはあふれています。君の知らないことがたくさんあります。 たくさんの知識が素晴らしい知恵を生みます。その知恵でしあわせになるのです。 今日は、ロイロノートを使って、「うし」に関するお話をしました。 ルールを守って、コンピュータを使ってたくさん調べてくださいね。 前日から出発した牛の計画性を見習い・じっくりじっくり進む確かな足取りでたくさんの知識を身につけてほしいと思います。そして、知識を知恵にかえて欲しいと思います。 未来のリーダー、世界のリーダーになる君へ「知識をもとめ、知恵があふれる 師勝西小」の人に育ってください。これで校長先生のお話を終わります。 3学期始業式 校長あいさつ 210105 お正月の由来と目標
おはようございます。新しい年になって初めてのあいさつですから、私が「明けましておめでとうございます」と言うので、皆さんは短く「おめでとうございます」と言ってください。 皆さん「明けましておめでとうございます」
短い冬休みでしたが、楽しく過ごせましたか。冬休み中に大きな事故や事件がなく新しい年、そして3学期を迎えることができてとてもうれしいです。 ところで、なぜ「明けましておめでとうございます」と言うのでしょうか。考えたことがありますか。校長先生は、小学2年生のとき不思議でたまりませんでした。 でも、その時は「お年玉をもらえるし、お祝いだし、餅も食べられるし、嬉しいことだし、まあいいか」と思っていました。でもずいぶん後になって、調べてみました。 正月の漢字「正」は、ただす・あらためる・きちんとするという意味です。 お正月は今から1500年ほど前、仏教が伝わるより前にあった一番古い行事だそうです。日本でのお正月は、新年に幸せを授ける年神様を家に迎えるためにできたのです。そして、子どもや孫が幸せになるように願い、門松や注連縄(しめなわ)鏡餅(かがみもち)、おせち、お年玉などの正月行事ができました。 年の神様は元旦に日の出とともにやってきて(これが初日の出)、門松は目印、私たちに新しい年の魂を分けてくださる(これが誕生日)と考えられており、年神様の御魂が宿った餅玉(これが鏡餅)を分けたり(これがお年玉、昔はお金ではなくお餅だった)、食べたり(これがお雑煮)することで新しい年を生きる力をもらい、供物(これがおせち)を年神様と共に頂いて(祝い箸でおせちや雑煮を食べること)幸せを授かるとされているようです。昔は数え歳といって、元日に一斉に年をとったので、年神様から新しい魂を授かるという意味だったそうです。 こういった由来から、正月を迎えることが特別な意味をもち大変めでたいため、新しい年に「明けましておめでとうございます」と挨拶を交わし、無事に年を越せた感謝と新年の希望を込めて、正月を祝うわけです。一つの節目ですね。 「あけましておめでとうございます」という挨拶は、1つ歳をとることができることのお祝いの言葉であると同時に、『芽出度い』とも書き、新春を迎え木の芽のように芽が出るという意味が込められているそうです。 日本の伝統文化ですね。ぜひ、君たちリーダーは世界の新年行事も調べてくださいね。 新しい年を迎えて皆さんは、今年はこれをがんばろうという目標を立てた人も多いと思います。ぜひ目標を達成できるよう、芽が出るように続けてほしいと思います。 3学期は1学期や2学期と比べて一番短い学期です。そして3学期はこの1年間のお勉強のまとめをすると同時に、来年度の準備をする時期でもあります。 1年生は4月に新しい1年生を迎えます。新しい1年生のお兄さん、お姉さんとしてお手本になれるように3学期の生活をがんばってほしいと思います。 2年生は、自分のことはきちんとできるのは当然、係活動をして友達の世話もできるようにしましょう。 3年生は、クラスのこと当番活動をしっかりやり、学級がまとまるように自分から考えましょう。 4年生は、野外学習にむけ学年のことができるようにしましょう。 5年生は6年生、最高学年として師勝西小の顔となります。全校のリーダーとしてふさわしい行動や言葉遣いができるようにしてほしいと思います。 6年生は3学期が終わると中学生になります。残された2ヶ月余りの師勝西小での生活で、小学校生活のまとめをすると同時に、中学生になるための準備をしっかり進めて、3月の卒業式を迎えましょう。 4月にはそれぞれの学年がひとつ進級をします。 今年2021年は、新しい希望の年です。全校の児童と先生方が力を合わせて楽しい学級、楽しい学校を作っていきたいと思います。 まだ寒い日が続きますが、寒さに負けず、コロナに気をつけて、笑顔あふれる3学期になるように過ごしましょう。これで校長先生のお話を終わります。 |
北名古屋市立師勝西小学校
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