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20220509 朝礼の話 八犬伝とドラゴンボール

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 このシルエットは何の影だか分かりますか?そうです。ドラゴンボールの孫悟空ですね。
 ドラゴンボールは、鳥山明という作家が考えたお話です。鳥山先生は日本を代表する漫画家です。お隣の清須市に住んでいて、そこから世界に漫画やアニメーションを生み出しています。
 ドラゴンボールは、多くのみなさんが知っていると思いますが、簡単に説明すると、世界中に散らばった七つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールと、主人公・孫悟空(そん・ごくう)を中心に展開する「冒険」「夢」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画です。
 お話の始まりは、地球の人里離れた山奥に住む尻尾の生えた少年・孫悟空はある日、西の都からやって来た少女・ブルマと出会います。そこで、7つ集めると神龍(シェンロン)が現れ、どんな願いでも一つだけ叶えてくれるというドラゴンボールの存在を知ります。さらに育ての親である孫悟飯の形見として大切に持っていた球がその1つ「四星球(スーシンチュウ)」であることを知り、ブルマと共に残りのドラゴンボールを探す旅に出るところから物語は始まります。
 このお話は、1984年に集英社から初めて連載されました。今からちょうど38年前になります。
 校長先生が大学生のころに初めて読みました。初めて読んだとき、小学4年生の時に読んだ本を思い出しました。それは、「西遊記」と「南総里見八犬伝」というお話です。
 「西遊記」はみなさんもよく知っていると思います。中国が唐という時代にお坊さんの三蔵法師が玉龍という白馬に乗って、孫悟空・猪八戒・沙悟浄というサル・ブタ・カッパの仙人と一緒に今のインド天竺までお経を取りに行くお話です。その途中、火焔山や牛魔王、金角大王や銀角大王が登場し、行く手を邪魔するお話です。この主人公の孫悟空を思い出しました。
 もう一つ「南総里見八犬伝」は、江戸時代の滝沢馬琴・別名曲亭馬琴という人が書いたお話です。日本の文学史上最大の長編小説と言われ、今から208年前の1814年、馬琴が48歳から76歳までの28年もかけて完成した98巻・106冊の大作です。
これは、南総里見家という今の千葉県里見家を舞台にしたお話です。里見家の姫・伏姫と神の犬八房が因縁により結ばれ、神の犬八房から8個の玉が飛び出します。その飛び散った8個の玉には、「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が浮かび上がります。その玉をもった8人の犬士が関東のどこかに生まれてくるのです。その8人には不思議なことにある同じことがあるのです。それは体のどこかにボタンの花の形をしたアザがあります。さらに、犬の字を含む名字をもちます。「犬塚信乃・犬川荘助・犬山道節・犬飼現八・犬田小文吾・犬江親兵衛・犬坂毛野・犬村大角」。この8人が冒険と戦いをしながら里見家のもとに集います。そして、里見家の宿敵を倒すというお話です。
 小学4年生のとき、図書室から借りてドキドキしながら読んだことを覚えています。
仁・義・礼・智などそれぞれの意味のなぞ、8個の玉がそろったとき何が起こるのか、犬塚信乃の刀は村雨丸といってどんなものも切れる名刀などワクワクしながら読みました。
ドラゴンボールは八犬伝の8つの玉や西遊記がモデルになっていると思います。
本を読むことは、遠い世界の人々や昔の人と友達になることができます。いろいろな人の書いたものにふれることで、他の人の知識やしたこと・見たこと経験を自分のものとすることができます。
 自分にはない新しいものを、そこに発見することができ、幅広い考え方やいろいろなものの見方を身に付けることができます。今のうちにたくさんの本に触れ、たくさんの物事を知り、その中から自分の将来のやりたいこと、進むべき道を見つけてほしいと思います。
 鳥山先生も滝沢馬琴も皆さんと同じ人間です。この人たちにできて、みなさんにできないことはありません。本をたくさん読んで、人のためにがんばる、師勝西小の子に育ってください。

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